ラーメン生郎[亜流・インスパイア系(関東)]
(2015-04-04 14:30:00) by まこぴ


<画像:生郎1504>

いごっそうからお花などを眺めつつとぼとぼと40分ほど歩いて生郎へ。このファサードを見て誰が営業中のお店だと思うだろうか・・・。それにしてもトリップアドバイザーのおすすめのシールなんか貼ってあったりする。外国人が「yummy!」とか書いてるのかと思ったらそうでもないし、謎だ・・・。

「はい、なににしましょう」その一言を発しただけであとはサイレント。いごっそうのカウンターテナー響き渡る店内から一転して「虚無」の空間。先客ゼロ、後客ゼロ・・・。目の前の五日市街道の一点を見据えながら微動だにしない店主、店内の魔窟具合。この店を越える存在はもう二十一世紀の日本では望むべくも無い。

<画像:小ブタ全部1>

<画像:小ブタ全部2>

小ブタ全部(700円)

ほとんど湯気の上がっていない中華鍋で茹でられ、というか処理されること8分32秒。「はい、」の一言に「小ブタ全部」と返答。「写真とってもいいですか?」の声には「いいよぉ〜」とのんきに応えてくださった。

<画像:麺>

近年低温調理が流行ってるけど、こちらは麺を低温調理。まさにレア!この粉感がたまらない。スープのとがった醤油と薄めのブタ出汁、そして全然辛くないトウガラシが店内の魔窟具合と相まってなんかアジアの麺って感じだ。

<画像:ブタ>

ブタは去年来たときに感じたローストしたような香ばしさが無くフツーの煮ブタであった。一口サイズでひょいぱくひょいぱくと食べ進められる。いごっそうとの連食だったけどサクッと完食してごちそうさま。

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さて、この記事を書いているのはこの店が閉店してしまった後である。ちょっと前から閉店する閉店すると言われていてなかなか閉店せず、「閉店セール詐欺では?w」と思ってしまった自分にグーでパンチしてやりたい。日常の延長線がいつまでもあるわけでない、日常が忽然と消滅してしまう、なんとも言えない虚無感。店主のあの五日市街道を見据える視線の先には、我々が見えない何かが見えていたのではないだろうか。悟りの境地に達していたのだと思う。

閉店する直前に行っておいて良かったなあと思うのと同時に、あの昔の「頼んだひといいよぉ〜」「頼んでないひといいよぉ〜」のシステム、かつてのパンチの効いたスープに超極太麺、そして二郎界で始めて「つけ麺」「唐辛子」を開発した先進性・・・それらがもう永久に失われてしまったのかと思うと、なにか一つの時代が終わったような気もする。次の時代の終わりは・・・考えるのはやめておこう。


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